近年、スマートフォンやパソコン、電動自転車や電気自動車(HEV・EV)など、家庭内機器に搭載されるリチウムバッテリーは、私たちの生活を便利にする一方で、これまでにない火災や爆発の危険性という重大なリスクを抱えており、海外では、電気自動車の衝突による火災、電池製造工場での火災、さらには航空機の全焼事故など、数多くのニュースが報じられています。国内においても火災件数は急増しており、スマートフォンの発火が原因で住宅火災や死傷者が発生するなど、社会的な課題となっています。しかし、こうした火災は従来の消火器や防火シートでは対応が難しいケースが多く、世界的に対策の重要性が高まり、研究が進められています。
その解決策の一つとして英国で開発され、高い評価を受けている 高機能AVDブランケット をご紹介いたします。
【代表者の経験と国内展開への取り組み】
街かど防災ラボ代表の佐藤栄紀は、2010年、まだリチウムイオン電池の危険性があまり問われていない頃、某自動車メーカーからの依頼をきっかけに、リチウムイオン電池火災の検証実験に携わりました。当時は現在ほどリチウムイオン電池関係の情報も少なく、良い実験結果は得られませんでした。その後、膨張蛭石(バーミキュライト)が入手でき私の課題であった金属火災(特殊火災)に関する研究・検証を継続しておりまし。その最中の2021年英国AVDfire社が開発したAVD消火剤の金属火災への消火効果を聞き取引を開始。金属火災に適合させるべく検証をしておりましたが、2022年頃からリチウムイオン電池火災対策が問われ始めたことから2023年よりAVD消火剤の本来の開発目的であるリチウムイオン電池火災消火の検証を開始しました。そして国内向け製品化と日本市場への導入に向けての技術検証を進めるために株式会社ニチボウの協力のもと国内での消火実験や各種検証を実施してきました。街かど防災ラボでは単なる海外製品の販売ではなく、火災を担保するという重大な責任からAVD消火剤の特性や消火メカニズム(バーミキュライトの働き)、そして国内向け製品と運用方法などについて消防関係機関と理解を深めながら、日本市場に適した製品として普及活動に取り組んでいきます。