AVDブランケットは、高耐熱シリカ繊維シートを基材とし、その両面にリチウムイオン電池火災向けの高性能特殊消火剤であるAVD消火剤を塗布し、さらに犠牲保護シリコン層で覆った高機能耐火ブランケットです。近年、スマートフォンやパソコン、電動自転車や電気自動車などに搭載されるリチウムバッテリーは、生活を便利にする一方で、発火や爆発といった重大なリスクを抱えています。従来の消火器や防火シートでは対応が難しいケースも多く、世界中で対策の必要性が高まっています。AVDブランケットは、こうしたリチウムバッテリー火災に特化して開発された画期的な防災製品です。
AVDブランケットは、最高耐熱シリカガラス繊維をベースに、耐摩耗性と炎の偏向防止機能を持たせた独自コーティングを施した特殊素材で作られています。テストでは、1000℃を超える炎に数時間さらされても破れず、1200℃の環境でも30分以上耐える性能を実証。さらに1300〜1500℃でも短時間の耐久性を発揮します。また、ブランケットの四隅にはハンドリングループ、エッジ部分には多層補強が施されており、実際の火災現場でも安全かつ確実に使用できるように設計されています。
AVDブランケットは、対象電池の大きさにより種類は3種類あります。
■ Sサイズ(1700×2000mm)
スマートフォンやパソコン、電子タバコなどの小型電池向け。
■ Mサイズ(2600×3300mm)
電動自転車、電動バイク、電動キックボードなど。
■ Lサイズ(6000×8000mm)
電気自動車(HIV,EV)、フォークリフトなど。
専用バッグに収納すれば持ち運びや保管も容易で、家庭・オフィス・工場・商業施設・駐車場・充電ステーションなど、あらゆる場所に備えていただけます。
■ 1000℃・・・数時間大丈夫
■ 1200℃・・・30分
■ 1300~1500℃・・・10分未満
※実際の火災は様々な条件がありますので上記条件は絶対ではありません。
※第三者検査機関:ウォリントンファイヤー(UKAS認定研究所)にて耐熱及び残留引張強度試験を実施、結果報告書あり。
AVD消火剤とは
AVDは「Aqueous Vermiculite Dispersion(膨張蛭石溶液)」の略称で、リチウムイオン電池火災に特化した特殊消火剤です。
国際的な安全基準 NTA 813
リチウムイオン電池火災向けポータブル消火器の基準として、唯一国際的に存在する規格です。
オランダ王立標準化研究所と独立認証機関KIWAにて基準化され、オランダ標準化協会(NEN)が制定しました。
AVD消火器の認証
AVD消火器(6L型・9L型)は、この国際基準「NTA 813」に合格しています。
用途は多岐にわたり、「もしも」の瞬間に備える安心を提供します。
AVDブランケットは、ヨーロッパを中心にすでに多数の導入実績があります。消防機関、整備工場、商業施設、駐車場、公共インフラなど、火災リスクの高い現場でプロフェッショナルに選ばれている製品です。その確かな性能と信頼性が、一般家庭や企業においても高く評価されています。